「……いまの光太が好きじゃないんなら、あなたこそ光太に近づかないで。
いまの光太が、本来の光太なんだから。
中学の時から、光太はバスケ一筋のバスケバカだったんだから!」
富田さんがどう思ってたって、光太はもうバスケをやめたりしないんだ。
だから諦めてほしい。
明るい髪して、アクセサリーとか香水をつけて、
だらしなく制服を着崩して、だらしない生活を送って、ついでに女関係にもだらしないような男が好きなら。
そんなの光太以外にもいくらでもいるよ。
光太じゃなくていいじゃん。
そう言ったら、次の瞬間平手打ちを頬に食らっていた。
「絶対許さないし、諦めないから!!」
叫んで、怒りをまき散らしながら富田さんはトイレを出て行った。


