そして校内でよく、男子と一緒にいる姿を見かけるようになった。
前はだいたい女の子に囲まれてたけど。
いまは同じバスケ部の子たちとつるんでるみたい。
クラスでも男子とよく話すようになったって言ってた。
ちゃんと同性の友だちができてよかった……。
予鈴が鳴ったので、立ち上がる。
光太たちはまだ終わりそうにない。
「光太! 先行くね!
遅刻しないように!」
「はいはーい!」
声だけで返事をする光太に苦笑しながら、体育館をあとにした。
夢中になれるものがあるって良いね、光太。
全力を尽くしたいって思えるものがあるって、幸せなことだよ。


