「どうしたの、綾センパイ?」
「別に。光太さ、あの子たちと遊んでれば?」
「は?」
「私は私で、別の人と遊ぶから」
「え? は? 別の人って……」
「じゃあね!」
唖然とする光太を置いて、教室から離れた。
逃げるように、振り切るように、急ぎ足で廊下を進む。
疲れた。
なんか、もう、疲れちゃったよ。
ちゃんとした自分なんて捨てて、好きにやろうと思った。
自分勝手な彼氏なんて捨てて、自分勝手にやろうと思った。
そうすれば、楽になれると信じて。
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