今朝話してくれた。
バスケ部に中途入部できることになったって。
由本くんに頼みこんで、部員に頭下げてお願いしたんだって。
2度目のバスケ人生を踏み出した光太に、また私のせいで望まない選択をさせたくない。
「お願い。光太には秘密にして?」
「でも……」
「お願いします」
「ちょ、砂月さんが頭下げる必要ないだろ!
あーもうわかったよ。俺らは言わない。でもそれじゃ何の罰にもならないよな……。
砂月さんが俺らにしてほしいことがあったら、何でも言って」
「何でも? それじゃあ……」
光太を可愛がってやってほしい。
そう言った私に、鹿島くんは目を丸くした。


