「その1年の女子は俺らで探すよ。
砂月さんは彼氏に話しておいて」
「え? 光太に……?」
「当たり前だろ? こいつらはもう何もしないけど、その女子が何かしてくる可能性はあるわけだし」
「でも、光太にそんなこと話したら……」
鹿島くんや田代くんたちのことまで話さなきゃいけなくなっちゃって。
そうなったらきっと、喧嘩っ早い光太は……。
「田代くんたちのこと、殴りに行っちゃうよ。
ああ見えて、光太はキレると何するかわからないし」
田代くんたちのためでもあるけど、いちばんは光太の為に、話したくなかった。
光太がまた暴力事件なんて起こしたら、中学の時の二の舞になってしまう。
だって光太、またバスケを正式に始めることになったんだもん。


