「わかってるよそれは。
つまりこいつらは、その女子にまんまと乗せられたってこと」
「いやもうほんと……情けない」
「その女子って……2年生だった?」
思い浮かぶのは、光太の隣りを陣取るあの子。
ショートボブで可愛い顔をした、富田さん。
「いや、赤ラインの上靴はいてたから1年だよ。メガネかけてて。見たことない感じの」
「そっか……」
ちがう。富田さんじゃない。
どうしてか、それにほっとした。
保健室で会った子ともちがう。
てっきり私をいちばん恨んでるように見える、富田さんだって思いこんでた。
疑っちゃって申し訳ない気持ちになってくる。


