「あの……顔、あげて? 私はそこまで気にしてないから。
誤解されるような行動をとった私も悪いんだし」
「砂月さん、そこはちゃんと気にしておこうよ。
一緒に閉じこめられたのが俺じゃなかったら、砂月さん何されてたかわかんないよ?」
「何って?」
「いや、だってこいつらコン……。何でもない」
なぜか気まずげに、鹿島くんが目を背ける。
確かに私は倒れたけど、そんな風になるなんて、彼らにわかるわけなかったんだから。
私はやっぱり田代くんたちを責める気にはなれない。
「いいからさ、もう。顔あげて?」
もう1度頼むと、3人はようやくそろそろと顔をあげた。
でもその3人の顔が、よく見るとあちこち腫れたり傷ついてるのがわかってぎょっとした。


