鹿島くんと同じ推薦組で、一緒に遊んだこともある、元サッカー部の田代くんだ。
「すみませんでしたっ!!!!」
壁に背を向けて田代くんたちは、一斉に私に頭を下げた。
ちょっとびっくりするくらいの声量にたじろぐ。
だ、誰にも聴かれなかったかな?
「こいつらだよ、体育祭の時俺らを閉じこめたの」
「え?」
「で、砂月さんが倒れて救急車で運ばれて、しかも入院したって聞いて初めて、自分らのしたことの重大性を認識して顔面蒼白になってんの。
バカだよなぁ。救いようのないバカ」
友だち、なんだよね?
なかなか辛辣だ……。
鹿島くんにそこまで言われても、3人は顔を上げない。
もしかしてこれ、私が何か言わないといけないのかな。


