「背負って行こうか?」
「ううん、なんとか歩いて……」
「じゃあとりあえず肩貸すから、急ごう。
おい、お前。砂月さんそっちから支えろ」
「うぇ!? は、はい!」
バスケ部の子のひとりが、逆から私の身体を支えてくれた。
鹿島くんも彼も大きいから、まるで連行されるみたいになってる。
でも、だいぶ楽になった。
「ごめんね。ありがとう」
「い、いえ! でも大丈夫なんですか? 顔真っ青ですよ?」
「いいからお前は、とにかく砂月さんを無事に体育館まで連れて行くこと考えろ」
「わかりましたっ」
申し訳ない。
でも、彼らの助けがなかったら私は光太との約束が守れないから。
ごめんなさい、甘えさせて。


