「なんで一緒に帰るの?
年上の彼女、冷たいしつまんないって言ってたじゃん」
ちらりと、綺麗にマスカラがぬられた女の子の目が私を見る。
ばかにするみたいに。
「えー? 俺そんなこと言ってねーよ」
「言ってたじゃん。ほら、この間遊びに行った時さぁ」
「……言ってたっけ?」
言ってたのか。
年上の彼女が、冷たくてつまんないって。
否定もしないんだ。
確かに私はつまらない人間だったかもしれない。
真面目で、優等生で、頭が固くて面白みがないって自分でも思う。
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