僕らの明日の話をしよう



「なんで一緒に帰るの?

年上の彼女、冷たいしつまんないって言ってたじゃん」



ちらりと、綺麗にマスカラがぬられた女の子の目が私を見る。

ばかにするみたいに。



「えー? 俺そんなこと言ってねーよ」


「言ってたじゃん。ほら、この間遊びに行った時さぁ」


「……言ってたっけ?」




言ってたのか。

年上の彼女が、冷たくてつまんないって。


否定もしないんだ。



確かに私はつまらない人間だったかもしれない。

真面目で、優等生で、頭が固くて面白みがないって自分でも思う。