鹿島くんの手を借りて、なんとか起き上がる。
そして倒れるように、廊下側の扉に体当たりした。
「ちょ……!? 砂月さん、何やってんだよ!?」
だめだ。
全然力が入らない。
また座り込みそうになったけど、なんとか耐えてドアから距離をとった。
助走つけていけば、なんとかならないかな。
「ドア……開けなきゃ」
「いや、ムリだろ。誰か来るの待った方が……」
「行かなきゃ、いけないの。体育館に……」
「体育館?」
「光太が……バスケ、するって。
私のせいで、バスケ、やめて。でも、今日、光太がまた、コートに立って、くれるから……」
だから、行かなきゃ。


