信じらんねぇ!
叫びながら、鹿島くんは拾い上げた小さなビニール袋を壁に向かって投げつけた。
髪をぐしゃぐしゃとかきまぜて、溜息をつく。
「あいつら……バカにもほどがある。ごめん砂月さん。
もしかしてあいつらに閉じこめられた? 推薦組の男ども」
「わ、かん……ない」
でも、あの時聴こえたのは女の声だった気がする。
聞き間違いだったのかな……。
「多分そうだ。あいつらが砂月さんのこと何か言ってんのは知ってたけど、放置してた俺も悪いな……。ほんとごめん」
安心して、何もしないから。
そう言って、鹿島くんは私の額に手を当ててきた。


