丁寧に蒔いてもらって内出血が隠されると、ようやく肩から力が抜ける。
スカートだと見えそうだから、綺麗に治るまで自分で包帯巻かなきゃ。
「センパイ、終わった?」
「うん」
「俺ついててあげたいけど、これから代打でサッカー行かなきゃなんないんだよね」
「いいよ。私も応援行けなくてごめんね?」
壁の時計を見て、光太が明るく笑う。
「センパイは、朝の約束だけ守ってくれればそれで良いよ!」
「うん。それは絶対行く」
「さんきゅ! じゃあ行ってくんね!」
バタバタと出て行く光太に、養護教諭は呆れたような溜息を吐いた。


