どんどん光太との距離が開いていく。
「どうしよう。……あれ?」
迷いが呟きとして漏れた時、視線の先で光太が道を曲がった。
普段なら真っ直ぐ行く所なのに。
考えることも、それまで考えていたことも全部投げ出して、私は駆けだした。
光太のあとを追っているうちに、それが見覚えのある道だと気付いた。
「これって……」
私たちが通ってた中学校へ続く道だ。
でも、どうしてこっちに?
光太は迷う素振りもなくどんどん進んで行く。
戸惑いながら、その懐かしい道を追いかけた。
そして、光太が入っていったのは、中学近くの公園だった。


