「親友だと思ってたよ。俺はね。
思ってたから余計許せないんじゃんか」
傷ついてますって顔に書いてある光太に、それ以上言葉はかけられなかった。
代わりに心の中で、汗をかいた背中に問いかける。
私に何を隠してるの?
光太は単純で、短気な奴だけど、かっこつけでもあるから。
大事なことを私に秘密にしてしまう。
大事なことだからこそ、誰より私に話してほしいのに。
いいよ、光太。
話してくれないなら、自分の目で確かめに行く。
待っているだけじゃ、何も変わらない。
中学の時にそれを学んだ。
だから自分から、手を伸ばすよ。


