なぜだか息のあがった光太が、顔をあげて。
並んで立つ私たちを見て、思いきり顔をしかめた。
「……何やってんの」
何か……怒ってる?
不機嫌そうな低い声にびくびくしてしまう。
「光太……え?
どうしたの? すごい汗だよ」
こっちに向かって歩いてきた光太。
髪は汗で濡れて、額からも汗を滴らせて、制服のシャツまで濡れている。
「別に、体育サボったから走らされてただけだし」
「ぷっ」
どれだけ走ったの?って言おうとしたら、由本くんが小さく吹きだして。
光太はキッと彼を睨みつけた。
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