僕らの明日の話をしよう


これで当日光太がサボってたら、期待した分しばらく立ち直れないかも。



「あ。もう予鈴なりますね。ヤバい」


「ヤバい?」


「そろそろアイツ、出てくると思うから」



あいつって……。


由本くんの視線の先には、体育館。

鉄製のその重い入り口が、ギギギと軋みながらゆっくりと開かれた。



「やべっ」



隣りからそんな呟きが聴こえたけど、私は驚いてしまってそれどころじゃない。

髪をかきあげながら体育館から現れたのが、光太だったから。


何で光太が、そこから出てくるの……?