「なに?」
「いや……言われてみれば、ちょっと顔色悪いなーって。大丈夫?」
「別に……。寝不足なだけだよ」
光太が優しい。
いや、光太はもともと優しい奴だったけど。
いまは光太の優しさが、なんだかむずがゆい。
「勉強がんばり過ぎなんじゃない? もっとサボっても良いよ。
そんでさ、留年して、俺ともう1回3年生する?」
「ちょっと~、光太くん。綾に変なこと言わないでよっ」
「えー? あはははは」
光太のバカな冗談に、みちるは笑いながらツッコんだけど。
私は上手く笑えなかった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…