そう聞きたかったけど、昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴り響いてしまった。
もっと話したいことがあるのに……。
「砂月先輩。久しぶりに話せてうれしかったっす」
「あ、う、うん。私も」
「じゃあ、これで。
失礼します」
「部活、がんばってね。主将」
「あざまっす!」
勢い良く頭を下げて、由本くんは廊下を駆けていった。
そのうしろ姿に、中学の時の彼が重なる。
ユニフォームを着て、コートを駆けていた由本くん。
その隣りにはいつも、笑顔全開の光太がいた。
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