光太と付き合ってて、どうしてモテることになるの?
不思議に思っていたら、
由本くんがきょろきょろ辺りを見回して、そっと顔を近づけてきた。
「うちの元主将が、なんか砂月先輩狙ってたって聞いたんで」
「元主将って……あ」
もしかして鹿島くんのこと?
そっか……彼、主将だったんだ。
そんなことも知らないで、私は彼と遊んでたのか。
彼の好意にも気付かずに。
「砂月先輩って綺麗で頭よくてすげー人なのに、他の奴より苦労してる感じしますよね」
同情するようにそう言った由本くんは、みちるが教えてくれた噂のことを知っているのかもしれない。


