昼休み。
購買から帰る途中、体育館に続く通路から見知った顔が現れて、思わず足を止めた。
最近話題に出てきた、由本くんだ。
光太ととても仲の良かった、中学の部活の後輩。
彼は光太とちがって落ち着いていて、周りが見えていて、バスケではパス回しが上手な子だった。
「あ。……ちわっす」
由本くんも私に気付いて、わざわざ足を止めて頭を下げて挨拶してくれた。
礼儀正しい。
部活で迷惑をかけた私をまだ、先輩として扱ってくれるんだ。
優しい子だと思う。
あの頃も彼は、私に同情してくれてたみたいだし。
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