「ふふ。ありがと」 「あー、でも。今日もちょっと遅刻か」 「授業には間に合うんじゃない?」 「綾センパイ、なんでそんなのんきなの? 受験生のくせにさー」 変なのって光太が笑うので、 私もほんとだねって笑った。 その日は本当に授業に間に合って。 光太が変わってきてることを実感できて。 授業中もずっと、顔がにやけるのを止められなかった。 ◆