「ねぇ、綾ぁ」
「なーに、みちる」
放課後。
講習が始まるのを待っている時間。
みちるが窓枠に肘をつきながら、不満げな声をかけてきた。
「昨日と今日、遅刻してきてるじゃん?」
「私? うん」
「んでさ、光太くんと一緒に遅刻してきてるじゃん?」
「うん。そうだね」
「それって前より、ふたりの仲がイイ感じってことじゃん?」
「うん? うーん……」
それはどうだろう?
私は前より少し、素直になったというか。
光太を好きだって気持ちを大切にしてるけど。
光太の方は前とそう変わったわけじゃないし。
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