「鹿島くん!」
私の声に、彼は一瞬立ち止まる。
よかった。
私は彼の気持ちには答えることはできないけど。
言っておかなきゃいけないことがあった。
「あのね。部活、引退しないでちゃんと出た方が良いと思う!」
「部活……?」
「ウィンターカップも、出るべきだよ。
従兄が明修大でバスケやってるの。高校の時よりずっと厳しいって言ってた。だから……」
言い終わる前に、鹿島くんは鼻で笑った。
怒ってるのに泣きそうな、複雑な表情で。
「余計なお世話だよ」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…