僕らの明日の話をしよう


軽い調子で彼は言うけど、
あんな風に釣り合ってないって言われたら言いにくいし……。

なんていうのは、ただの言いわけだ。



「ええと……ごめん、ね?」


「ほんとにね。
おかげで俺、砂月さんのことわりと本気になってたのに」



くだらねぇ。

吐き捨てるように言って、鹿島くんが背を向ける。


彼が歩き出してようやく気付いた。

彼が怒ってる理由に。



私は優等生とか言われてるかもしれないけど、

実際は真面目なだけで、周りの人の気持ちを察する事もできない、


どうしようもなく間抜けな人間だ。


光太のこと言えない。

私、最低なことしてた。