「じゃーね、綾センパイ!」
「あ、ちょっと待って光太……!」
学校に着くとすぐ、光太は女の子たちに見つかって強引に連れて行かれてしまった。
あーあ。
帰りも一緒に帰ろうって、言おうと思ってたのに。
あ、でも私は講習があるんだった。
時間がもったいないし、講習はやめても良いんだけど……。
どうしてやめるのか、光太に聞かれても困る。
これから光太に色々言っていくからには、私自信もしっかりやってないとダメだよね。
うん。時間はもったいないけど、やっぱり講習には出よう。
「あ……」
教室に向かいかけていた足が止まる。
廊下の向こうに、鹿島くんがいた。


