泣いた次の日、まだ赤く腫れぼったい目をして学校に行った。

目を氷で冷やしたのに、それだけでは治まらないくらい私、どれほど泣いていたのだろうか…。


学校に着くと…
皆私の目を見て、何かあったんだと薄々気づいていたけど、それ以上は踏み込んでこなかった。


あの何でも知りたがりのリュウでもね。

きっと、それ以上踏み込んでこないでオーラを、私は醸し出していたのかもしれない。


******


月日は早駆け巡り、体育大会の日がやって来た。

悠真とは、恋叶広場で別れて以来会っていない。



きっと教室には来ないで、また前みたいに別室で勉強しているのかも??





今は悠真に会いたくない気持ちで一杯だ…。


会ったとしても、何話していいのか分からなくて、混乱しちゃうと思う。


それなら会わない方がましだとそう思った。


私がいくら会いたくても、悠真は私から遠ざかって行くから。


近づこうとするほど、悠真は私から離れていく。