「お母さん、ありがとう!」


「それよりお腹すいたでしょ?
すぐご飯の支度するわね!」


「うん!
後、私も手伝っていいかな?」


「あら、手伝ってくれるの?
助かるわ」


私が手伝うって言ったら、お姉ちゃんも負けじと手伝うって言い始めて…


今日はお好み焼きを作ることになった。


私が粉をかき混ぜすぎてこぼしたり、具が飛んでいったり、色々なハプニングがあったけど…


何だか楽しかった。


何か久しぶりに家族で笑った気がする。


いつもお母さん、お父さんが居なくて寂しがっていたから…
今度は私達がお母さんを笑わせる!!





それから夕飯を食べ終えた私は、ローズの入浴剤が入っている湯船に浸かる。

湯船に浸かってる間も頭に過るのは、またまた悠真のこと。



悠真にキスされた唇に指を触れ、余韻に浸ってたら…

あまりにも浮かれすぎて、のぼせそうになった。



お風呂から上がった後も、ふらっと足元がふらつく…




ヤバイ、意識がだんだん朦朧としてきた…

とにかく水、水を口に含まなければ・・・。



そう思ってた矢先…

バタッ、私は何とか寝間着に着替え終わったのはいいものの、その場に倒れ込んでしまう。





大きな音に気づいたのか、お母さんが私の元へやって来た。


お母さんに抱き抱えられるのを、うっすらとぼやけながらも見つめ、その後意識が途絶える。