だとしたら本当にどこまでもズルい人。 もうね、私の胸の中シロー君でいっぱい。 バックンバックンする鼓動。 その後はもう星どころじゃなくて、終わるまでずっと隣にいるシロー君のことでいっぱいだった。 「次はどこ行く?」 私の気持ちなんて知らないだろうシロー君は、満面の笑みでそんなことを聞いて来る。 ま、いっか。 楽しんでくれているのなら。 「お土産屋さん見てもいい?」 シロー君の顔を見上げて笑顔で答えた。