俺様王子と2℃の恋

 彼はゆっくりと、その手を拾ってくれて……ぎゅっと、温かいぬくもりを分けてくれた。

「そーゆーとこなんだよな」

「ん?」

「俺が彩花に惹かれるところ。
 お前が大罪人になる理由」

「……ふむ、へへ」

 零れる笑みを堪えきれないまま、
「じゃあ」とこんな提案をしてみる。