俺様王子と2℃の恋

 すると時音は少しだけ傷ついたような顔をした。だけどそれも一瞬で、「ありがと」と、そう返すのだ。

「時音、いつもありがとう」

「ううん、私だっていつもありがとう」

 へへとお互い笑いあう。
 いつもは言わないけど、たまにこうやって言葉にするのもいいもんだなぁ……。

「そうだ、今日の帰りクレープ食べない?」

「賛成! 彩花ちゃんと一緒に帰れるの久しぶりだよ!」

 その後、穏やかな時間を過ごす。そして放課後に胸を膨らませながら、他愛ない話をするのだった。