『彩花!!?』 彼は確かにそう呼んだ、私の下の名前を。 咄嗟に? なんでだろう。 「(本当、なんでだろう)」 次に彼に会ったら、これだけ聞いてさよならしようかな。 最初は、永人を諦めさせるためだけに利用しようと思った。さすがに、新しい彼氏を連れてれば諦めてくれるかと思ったから。だから、利用し利用される関係、お互い様だと思った。