「ホントだ。いままで気づかなかった」



「不思議だよね、あたしたちの名前。あたしたち3人は……初めから出逢う運命だったのかな……」



「うん……そうだよ、きっと……」



成もあたしも空を見上げた。



「でもさ、俺……別れがくるってわかってたとしても……」



成の横顔を見つめる。



「俺はやっぱり、色羽と華に逢いたいって思う。もし生まれ変わってもまた、ふたりと……ふたりと絶対に……」



何度でも逢いたい。



「うん……あたしも……」



「いつか……またきっと、めぐりあえるよな?」



「うん……きっと逢える」



色羽……。



いつか、また。



きっと……逢えるよね?



空を見上げたまま、あたしたちは涙を流した。



色羽もそう思ってくれてるよね……?



もし生まれ変わってもまた。



この3人で。



たとえ別れがくるとわかっていたとしても。



出逢いたい。



何度でも、何度でも。



出逢いたい。



また一緒に笑える日が来るよね?



一緒に泣いたり、バカやってふざけたりしよ?



3人で手を繋いで、空を見ようよ。



いつかまた、きっと。



逢おうね。



約束だよ?色羽――。