[2枚目の手紙]
――華へ。
華のこと、いつまでも待つつもりだったけど、
もう待つのはやめるよ。
嫌いになったわけじゃない。
好きだよ。いまでも。すごく。
だからこそ、華にもう無理させたくないって思った。
華、これからは自分の気持ちを大切にしていいんだ。
中3の時、俺がケガして落ち込んでたときに華が言ってくれた言葉、
今度はそのまま、おまえに言うよ。
“倒れたら、また立ち上がればいい。手も貸すし、肩だって支えるよ。華は、ひとりじゃないから”
俺はずっとおまえにとって、そういう存在でいる。
つらくて、苦しくて倒れても。
また立ち上がれるように。
手も差し伸べるし。
肩だって支える。
何があっても、俺はいつも。
どんなときも、おまえの味方だからな。
華の笑顔が好き。
イビキをかいて寝るおまえも好き。
元気に、はしゃぐおまえも好き。
俺のために泣いて怒るおまえも好き。
おまえの全部が好き。
だから俺の初恋は、華だった。
初めての恋が華で、本当によかったって思ってる。
愛しさだとか、切なさとか。
たくさんのいろんな気持ちを俺に教えてくれた。
俺の長かった初恋は、叶わなかったけど。それでも楽しい思い出ばっかりなんだよな。
ありがとな。
そしてこれからも幼なじみとして、よろしくな。
おまえのそばで、幸せを祈ってる。
これからもずっと。
てか絶対に幸せになってくんねーと困る。
絶対に幸せになれ!



![春、さくら、君を想うナミダ。[完]](https://www.no-ichigo.jp/img/issuedProduct/10560-750.jpg?t=1495684634)