** 色羽side ** 夕方の5時半過ぎに部活が終わった。 部室のロッカーで制服に着替える。 「色羽ー。このあと運動公園にバスケしに行くだろー?」 先に部室を出たバスケ部のやつらの声が、外から聞こえた。 「あー。今日はちょっと用事があってさ。わりぃー」 「おー。わかったー。また明日なー」 俺は、ロッカーに入れておいた、小さな水色の紙袋を持った。 「なんか渡すの恥ずかしくなってきたな……まぁ、今日は特別だよな。がんばれ、俺」 俺はロッカーを閉めて、部室を出た。