夜中の2時まで寝ないで待っていようかと思ったけど、昨日が少し寝不足だったせいか、11時半くらいに眠くなってきてウトウトしてしまう。
やば……寝ちゃいそう……。
眠い……。
「……すぅ……ぐ~……」
ハッと目を覚ます。
部屋の電気つけたまま、いつのまにか寝ちゃってたんだ……。
「あれ?いま何時だろ?」
部屋の時計を見ると、ちょうど夜中の2時前だった。
「危なっ!寝過ごさなくてよかったぁ。セーフ」
今年は流星群を見に行ける。
あのふたりはちゃんと起きれただろうか。
しっかりと厚着をして、マフラーを首にぐるぐるに巻いて、手袋をして、ホッカイロもポケットに入れた。
家を出ると成と色羽がすでに外で待っていた。
冬の夜中の冷え込みったら、半端ない。
「お待たせ~っ」
「寝なかったのか?」
色羽があたしの顔を見た瞬間に聞いてくる。
「ううん、気づいたら寝てたけど、なんとか起きれたよ」
「今年は俺も色羽も起きれたから、もし華が寝てても起こしに行けたよ」
成は笑顔で言った。
「毎年あたしの部屋で3人とも寝ちゃってたもんね」
「ホントだよなぁ」
「んで、どこで見る?」
色羽が聞くと、成はもう決めていた様子だった。
「川原までいこーぜっ」
「じゃー行こ!レッツゴー!」
あたしが元気よく走り出すと、ふたりもあとを追いかけてくる。
夜中の2時過ぎ、3人で川原へと向かった。



![春、さくら、君を想うナミダ。[完]](https://www.no-ichigo.jp/img/issuedProduct/10560-750.jpg?t=1495684634)