初恋Daysーあの場所で、また逢えたなら


「流星群っ!?そーいえば今日って見えるんだっけー?」



あたしは一気にテンションが上がる。



すると、色羽が呆れたように笑いながら言った。



「この時期になると毎年のように流星群見に行くって成が言い出すけどさ、結局3人とも寝ちゃって夜中に起きれたことねぇじゃん」



「今年こそは頑張って起きるっ!だから行こうぜ?」



成は、いつになく気合いが入っているように見える。



「行こ行こ!今年は見に行こっ!あたしも頑張って起きるよ。てか寝なきゃいいんじゃない?」



でも時計を見ると、まだ夜の9時半過ぎ。



寝ないで起きていられるだろうか。



「じゃあ、夜中の2時。家の前に集合な」



そう言って成は、手を振って部屋を出て言った。



「華、ホントに寝ないで行くつもりかよ?」



「色羽は?」



「俺?2時までけっこう時間あるしな。バスケして疲れてるし、ちょっと寝る」



そう言って色羽は、肩を大きくぐるぐると回した。



「ちゃんとケータイのアラーム設定しときなね?」



「うん。絶対に起きないとな」



「ふふっ。色羽も流星群見たいんじゃん」



「だって……俺が寝過ごしたら、成と華ふたりっきりで流星群見に行くことになるじゃん」



「なにその顔。もしかしてヤキモチ~?」



あたしが冗談ぽくふざけて言ったのに、色羽は目を細めてあたしを見つめる。



「あ、俺が寝過ごして行けない方が、成とふたりきりでおいしいって思っただろ?」



「もぉ!そんなわけないでしょ?3人で行こうね」



「ハハッ。じゃあ、2時な」



「うん」



色羽も自分の家へと帰って行った。