――その日の夜。
部屋でひとりゴロゴロしながらマンガを読んでいると、公園でバスケをしてきた色羽が部屋にやってきた。
「あれ?華……成は?」
「ん?バイトでしょ?」
「まだ帰ってきてねぇんだな。“9時半に華の部屋に集合”ってメール来てたんだけど……」
「え?あたしには連絡来てないよ?」
色羽は床に座り、成からのメールをあたしに見せる。
「ホントだ。なんだろぉね?」
――ガチャ。
その時、あたしの部屋にバイトを終えた成がやってきた。
「ただいまっ」
そう言って満面の笑みを見せる成。
「おかえり。どしたの?なんかいいことでもあった?」
あたしが聞くと、成はニッと歯を見せて笑う。
「今日、3人で行こーぜっ!」
そう成が言うと、色羽は首を傾けて聞いた。
「どこに?」
「流星群!見に行こっ」



![春、さくら、君を想うナミダ。[完]](https://www.no-ichigo.jp/img/issuedProduct/10560-750.jpg?t=1495684634)