「何か……あったのか?」


ただならぬ状況を見て、おじさんが表情を変えた。


「お、お帰りなさい!何もないですよ。2人仲良く夕ご飯を食べていたところです!!」



はははーっとわざとらしい笑いを浮かべ、あたしはバタバタとイスに戻った。



「そうか。これはまた美味しそうなオムライスだなー。文ちゃんが作ってくれたのか?」


「そうです!」



これは、セーフ?

おじさん、案外鈍感?