朝、この学校から聞こえる音は生徒の話し声なんかじゃない。 カチカチ、カタカタ シャーペンの芯を出す音や文字を書く音ばかりだ。 ここは超エリート校、雛実学園高等学校ヒナジツガクエンコウトウ。 全国から優れた頭脳明晰の人達が通う学校だ。 そんな中の人達に混じっている落ちこぼれの私、篠原笑瑠シノハラエルは今日も悲しくシャーペンを握っています(泣)