わたしはやっぱり、こうちゃんを手放せないよ。
あんなに大好きな、この世でいちばん大切な人を、自分の気持ちを押し通すために手放すなんてことは絶対にできない。
こうちゃんになにを言われてもいい。
わたしのこと好きになってくれなくていい。
あきれられてもいい。
怒られてもいい。
こうちゃんが幼なじみとして、きょうだいとして、家族として、わたしを必要としてくれるなら、もう、それでいい。
元に戻りたい。
会って話がしたい。
ごめんねって言いたい。
大好きだよって、いつもみたいに伝えたい。
突然降りはじめた雨は、傘を持っていないわたしの制服を容赦なく濡らしたけど、ひと晩干したら簡単にシミは消えてなくなった。
きっと、まだ修復できる。
ちゃんと話せば、真摯に向きあえば、こうちゃんはわかってくれる。
ううん、
わかってくれなくても、あきらめない。
わかってくれるまで、あきらめない。
わたしはすごくわがままなやつなんだ。
それは、こうちゃんが、いちばんよく知っているはずでしょう?



