⋆°。♬
「おはよう、こうちゃんっ」
新学期初日、以前と同じ時間にねぼすけさんをたたき起こしに行ったわたしに、彼のほうは混乱を隠しきれていないようだった。
半分も開いていない目が、2週間以上会っていなかったはずの幼なじみの姿を確認しようとバシバシまばたきをくり返している。
頭の上にハテナが飛び交っているのが見てとれる。
「おはよう、あけましておめでとう! ほら起きてー、学校行くよっ」
うつぶせのままのっそりと腕だけ立てたこうちゃんは、剥ぎとられた布団を取り戻すこともせず、ぐしゃぐしゃと頭を抱えて動かなかった。
かまわずハンガーラックから制服のセットを取り出してくる。
それでもなお動こうとしないので、腕を引っぱり上げると、こうちゃんはいよいよ堪忍したというように起き上がり、もたもたとベッドから這い出てきたのだった。
「朝ごはん食べる?」
重力をもっていなさそうな寝ぐせだらけの髪が、ふわふわと横に動いた。
「じゃあ歯みがきと洗顔だけしてきて! そのあと着替え済ませたら、もう出発するからね」
ふらふら部屋から出ていった背中を見送ったあとで、ふうっと大きく息を吐いた。
「おはよう、こうちゃんっ」
新学期初日、以前と同じ時間にねぼすけさんをたたき起こしに行ったわたしに、彼のほうは混乱を隠しきれていないようだった。
半分も開いていない目が、2週間以上会っていなかったはずの幼なじみの姿を確認しようとバシバシまばたきをくり返している。
頭の上にハテナが飛び交っているのが見てとれる。
「おはよう、あけましておめでとう! ほら起きてー、学校行くよっ」
うつぶせのままのっそりと腕だけ立てたこうちゃんは、剥ぎとられた布団を取り戻すこともせず、ぐしゃぐしゃと頭を抱えて動かなかった。
かまわずハンガーラックから制服のセットを取り出してくる。
それでもなお動こうとしないので、腕を引っぱり上げると、こうちゃんはいよいよ堪忍したというように起き上がり、もたもたとベッドから這い出てきたのだった。
「朝ごはん食べる?」
重力をもっていなさそうな寝ぐせだらけの髪が、ふわふわと横に動いた。
「じゃあ歯みがきと洗顔だけしてきて! そのあと着替え済ませたら、もう出発するからね」
ふらふら部屋から出ていった背中を見送ったあとで、ふうっと大きく息を吐いた。



