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とっさに目を逸らしてしまったわたしの不自然な行動について、こうちゃんはなにも言ってこなかった。
いつもみたいに宿題と闘うわたしの隣で、黙ってベッドにもたれながらアコちゃんと戯れるだけ。
眠たくなったら寝るのはいつものことだけど、その日は「一緒に寝よう」とは言わないで、わたしが自分の部屋へ帰るのも引き留めてこなかった。
まあ、毎日いっしょに寝ているわけでもないし、むしろいっしょに寝るのなんか週に1回くらいだし、たいしたことでもないのだけど。
それともこうちゃんは、そんなに気にもしていないのかもしれない。
わたしが目を逸らすとか、逸らさないとか、いまはそんなことを考える暇なんかないのかもしれない。
「晴れてよかったー!」
ここ数日は10月1日の天気予報だけが気がかりでしょうがなかった。
もしかしたら崩れるかも、と一瞬だけ言われていた本日、そんなのは杞憂だと言わんばかりの晴天なり。
真っ赤なコンパクトカーの運転席からいちばんに飛び出したみちるちゃんが、ぐーんと伸びをして雲ひとつない空を仰ぐ。
「運転ほんとに、ほんとにありがとう……!」
「ありがとうございましたっ」
日本列島のちょうど真ん中あたりから、ここ、日本の首都まで。
太平洋沿いの高速道路をずっと運転してきてくれたのは、我らがみちるちゃんだ。
とっさに目を逸らしてしまったわたしの不自然な行動について、こうちゃんはなにも言ってこなかった。
いつもみたいに宿題と闘うわたしの隣で、黙ってベッドにもたれながらアコちゃんと戯れるだけ。
眠たくなったら寝るのはいつものことだけど、その日は「一緒に寝よう」とは言わないで、わたしが自分の部屋へ帰るのも引き留めてこなかった。
まあ、毎日いっしょに寝ているわけでもないし、むしろいっしょに寝るのなんか週に1回くらいだし、たいしたことでもないのだけど。
それともこうちゃんは、そんなに気にもしていないのかもしれない。
わたしが目を逸らすとか、逸らさないとか、いまはそんなことを考える暇なんかないのかもしれない。
「晴れてよかったー!」
ここ数日は10月1日の天気予報だけが気がかりでしょうがなかった。
もしかしたら崩れるかも、と一瞬だけ言われていた本日、そんなのは杞憂だと言わんばかりの晴天なり。
真っ赤なコンパクトカーの運転席からいちばんに飛び出したみちるちゃんが、ぐーんと伸びをして雲ひとつない空を仰ぐ。
「運転ほんとに、ほんとにありがとう……!」
「ありがとうございましたっ」
日本列島のちょうど真ん中あたりから、ここ、日本の首都まで。
太平洋沿いの高速道路をずっと運転してきてくれたのは、我らがみちるちゃんだ。



