「………なんでもない!」 気付かれないようにしなきゃな。 侑聖のことも、考えないようにしないと。 私は、陽希に続いてリビングに入ると奈々は勉強していて、椛と奏は隼汰くんと戦闘ごっこをしている。 「里桜、部屋に荷物を運んだ」 秀くんが疲れた感じで言っていた。 「ありがと」