傷を負った私を助けたのはヤクザでした。【完】






百「…え?」




突然の衝撃的な言葉でなんていえば良いか分からなかった。







麗「またあなたという人は…。」







呆れ口調で彼を睨む麗華さん。







誠「愛しているのか、愛していないのか…答えは出ませんか」







百「えっと…」






彼に真っ直ぐ見られ、あたしは視線が泳ぐ。







誠「急な質問、申し訳ない。まだ出会って好きかどうかさえあやふやだというのに…。しかし、これから玲真に会う前に貴女の覚悟を確かめたくてね…。」









百「覚悟…?」




伏し目がちに言う誠人さん。






その横では涙を堪えるように目をつぶっている麗華さん。






玲真に何かあったの?





誠「あの姿を見て貴女はどう思うのか。いつも一緒にいる玲真がヤクザということを…我々はいつも生死と隣合わせにいるということを自覚していただきたい。」








百「玲真…玲真の身に何かあったんですか…。玲真に…会わせていただきませんか!」






真っ直ぐ誠人さんを見るとじっとあたしを見定めるようにしてみてきた。