傷を負った私を助けたのはヤクザでした。【完】





目を開けると翌朝だった。






昨日のあれは夢じゃないよね…。







その証拠に、昨日とは違う新しい花瓶が置いてあり花も生けてあった。








永「百合ちゃ〜ん、よく眠れたかー?」







ガラッと扉が開いたのと同時に聞こえたあかるい声。







永太さんだ。






永「どう?調子は!」







百「まぁ…」





永「元気ねえなあ!!あ、昨日花瓶落としたからか?」






百「あの…永太さん…」









永「なになに?」







あたしは昨日の男に言われたことを話した。





柏木組を今すぐ始末して、と。






〝柏木組〟の言葉を言った時、一瞬永太さんの顔がこわばった気がしたがすぐ笑顔に戻った。








永「なになに、百合ちゃん急にー。怖いわー。つか、柏木組どんなのか知ってんのか?」





ハハッと笑いながら聞く永太さん。






百「お願いします」







真剣さが伝わったのか、永太さんは驚いた顔をした。