傷を負った私を助けたのはヤクザでした。【完】




百合side




玲真達が病室を出てから数時間…。







ずっと窓の外を見ていた。







病室の扉の奥には数人の見張りの人がいる。






完璧の籠の中の鳥状態。






それが嬉しいのか悲しいのかはあたしでもわからない。






玲真達があたしのためを思ってお母さんを捕まえようとしてくれてる。







嬉しいけれど、捕まえたところでただお母さんが警察に行くだけ。







あたしにメリットなんてない。






心に刺さった親友からの言葉、好きな人の冷たい言葉はあたしの中から出ていってくれない。






地元の人たちからも罵倒され…







もし、あたしが犯人じゃないって皆が知ったら…







どんな顔をするだろう






どんな言葉をあたしにかけるの?