傷を負った私を助けたのはヤクザでした。【完】





麗華side





隣でなにやら書類を書いている夫、誠人。






麗「良かったんですか」







私に背中を向けているあなたに私は話しかけた。






誠「何が」







麗「柏木組の情報ですよ。まだ開けてないと流星は言ってたけれど、教えてあげればよかったんじゃないですか」







誠「お前が何言っているのか全くわからないな」





話しかけてもあなたは顔をこちらに向けず手を止めない。






麗「しらばっくれても、後で玲真に何言われても知りませんからね」






誠「…その時は、しっかり話すさ」







麗「もし…気付かず、あなたのように…」











誠「案ずるな、俺の息子だ」









あなたは息子にも同じ行為をさせるつもりですか。