傷を負った私を助けたのはヤクザでした。【完】










連れてこられたのは、玲真の部屋。





百「・・どうしたの?」





玲「・・別に」





百「・・そっか」





玲「俺以外、呼び捨てするなよ」








百「・・何で?」





玲「いいから」






百「・・分かった」






玲「百合、明日学校行くのか?」




百「・・・・」





私は俯いた。




・・絶対、・・あの事皆知ってるよね。





あの事とはお母さんがお父さんを殺したこと。





もうテレビで全国放送されているかもしれない。




玲「百合?」