傷を負った私を助けたのはヤクザでした。【完】




「到着致しました」





いつだって、タイミングが悪い。





俺は百合の手を引いて自室へと足を進めた。





運転手の真一に礼を言い損ねた百合はムスッとした顔だったが気にしない。





自室に入り扉を閉めると百合は固まった。


俺はベットの上に座り、
百合に手を差し伸べると、百合は素直に手を伸ばし隣に座った。






「玲真…あの…」




「さっきの、話の続き。BARには今まで通りには行けなくなる」





「っ…そう」




「紅菊も、今まで通りにはいかない」





俺の言葉に俯いた顔をバッと上げた百合。




「その他にも、沢山の制限がかかる。行くには護衛が必要になり、1人では行けない。」





苦しそうな顔を浮かべる百合。







「それでも…俺と、一緒にいてくれるか?」